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蝶とルート・ブリュックの軌跡

開幕が延期されて、開催されるかどうか心配していた

『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』展。

早めに予約をして岐阜県現代陶芸美術館に行ってきました。

要予約、マスク着用、手指を消毒してからの入場…

とはいえ、久しぶりの美術館に来られてとにかく嬉しい!

 

ルート・ブリュックは、ムーミンマグなどで有名な

あのフィンランドの名窯アラビアで

セラミック・アーティストとして活躍した女性。

最初に展示されているのはルート・ブリュックの作品を使って

アーティストでもある長女が制作したインスタレーション。

日本バージョンということで茶箱の上に並んだタイルたち。

わかりにくいと思いますが「これもタイル?」って感じで

タイルに対して抱いていた概念がかるーく崩されていきます。

いろんな色、形、凹凸、細かく模様が描き込まれたものも。

なんて自由!入り口の時点でもう、わくわくします。

 

撮影OKな作品もかなり多かったです。

フライヤーでおなじみ、この『ライオンに化けたロバ』も。

よく見ると、おなかにはロバ!

けっして技法などに詳しいわけではない素人ながら、

今までこんな陶の作品見たことない!

とにかく楽しんで作ったのが伝わってくるようで

観ているだけで楽しくなってきます。

 

こちらはパーテーションとしても使われていたそう。

裏側はこんな↓

感じ。どこから見ても素敵な蜂の巣型。

ちらりと後ろに移っているテキスタイルもルート・ブリュックデザイン!

なんて多才な人なんでしょう。

 

ルート・ブリュックのお父さんが蝶の研究者だったこと、

フィンランドでは戦後の自由の象徴だったこともあって

会場の壁の一角には、たくさんの蝶が羽ばたいていました。

 

こちらは陶でできた街。

細かいパーツが組み合わさっていて見飽きません。

 

『春の雲』。どうやら、お天気雨のよう。

ルート・ブリュックが60代半ばの時の作品だそう。

この雨の表現!まるでレゴみたいです。

ルート・ブリュックを含め

さまざまなアーティストが、年を重ね、経験を重ねるにつれて、

色や表現がシンプルになっていくのは興味深いですね。

 

今回の展示、『蝶の軌跡』というタイトルがついていますが

展示はそのまま『ルート・ブリュックの軌跡』だったんだなあと。

どの時代の作品もそれぞれの良さがあって

わたしはどれも、とても好きになりました。

ちゃんと観ることができて本当に良かったです。

 

当初の予定よりも会期が延長されて8月16日(日)まで。

入場制限されている分、ゆったりと観れるし、

好きな作品の写真も撮りやすかったです。

でも行けないなって方や、予習や復習をしたい方!

近々『蝶のはばたき』という企画で

『ルート・ブリュック タッチ・オブ・バタフライ』という

50分ものドキュメンタリー映像や

『鹿児島睦さんと一緒にブリュック展を見よう!』という映像が

公式サイトで公開されるそうですよ。詳しくはこちら→ 

こちらも楽しみです♪

 

あちこちでコースター型のフライヤーも配られているよう。

ラッキーなことに、美術館の窓口でもまだ頂けました。

 

鑑賞後は、久しぶりにレヴェリエさんへ。

いつもながらデザート(ちなみにパイナップルタルト)まで

しっかりおいしくて大満足。

久しぶりの、とてもしあわせな一日でした。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 19:19
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