RSS | ATOM | SEARCH
はじめまして、雪岱さん

楽しみにしていた『小村雪岱(せったい)スタイル』展を

観に岐阜県現代陶芸美術館へ。

 

あいにく敷地内のあちこちが工事中でしたが

こちらの美術館の長いエントランスも好き。

焼き物のまちらしく、天井に埋め込まれているのは

いろいろな陶の欠片たち。

「織部かな」「志野っぽい」みたいなものから

「なにかわかんないけど好き」なものまで。

何度見ても見飽きないし、展示前のわくわく感が高まる場所。

他の人の迷惑にならないよう気を付けつつ

ちょいちょい見上げながら歩いていきます。

 

エスカレーターを降りて、ミュージアムショップも見つつ

さてさてやっと展示室の入り口に到着。

大正から昭和初期にかけて、挿絵、装丁、舞台美術などの世界で

活躍した小村雪岱。

随分と前に、たぶん芸術新潮の特集で見てひとめ惚れ。

でも実物を見るのは今回がはじめて!

だからこそ予想以上に見応えのある展示を楽しめました。

端正な絵と独特の『間』というか、空間の捉え方が好きなのかも。

わがままを言えば、ぜひ!グッズで手ぬぐいを作ってほしかったです。

 

『昭和の鈴木春信』と呼ばれていたそうですが

過ぎ去りし時代の美しさや粋を表現していたからこそ

当時の人々に人気があったのかもしれませんね。

近年、春信とともに再評価の機運が高まっているのだとか。

春信も雪岱も好きな(でもそんなに似ていないと思う)私としては

今後いろいろな作品を見られる機会が増えそうで嬉しい限り。

 

 

丁寧な解説付きで、雪岱以外の作品もいろいろ展示されていました。

同時代に活躍し、交流のあった人では

美人画で有名な鏑木清方は随筆家としても活躍していたとか

憧れの泉鏡花にはじめて会った時の

「男でもこんな美しいひとがあるのかと思った」なんて言葉も。

 

「江戸の粋」から「東京モダン」への系譜を示す展示ということで

素晴らしく美しい工芸作品もいろいろ。

現代の作家の方がインスパイアされて作ったものも

「そういう解釈かあ」と興味深かったです。

 

会期は2月16日(日)まで。

明日の夕方は展示室での写真撮影ができるそうですよ!羨ましいな〜。

 

ちょうどやってた『浮世絵版画の重ね摺り体験』にも挑戦!

『ビードロを吹く女』、なかなかいい感じに摺れました。

版が木版じゃなく樹脂製なのにも時代の移り変わりを感じたり。

 

4月下旬から始まる『ルート・ブリュック展』を観にまた

この美術館を訪れる予定です。こちらも今からとっても楽しみ♪

author:スーベニイル, category:おでかけ, 21:32
comments(0), -, - -
Comment