RSS | ATOM | SEARCH
満喫!岐阜県美術館 〜その1〜

『第9回 円空大賞展』を開催中の岐阜県美術館

大好きな土屋仁応さんが円空賞を受賞されていて

今回は岐阜で作品を観ることができる、またとないチャンス!

行かないわけにはいきません。

昨年のジェイアール名古屋タカシマヤでの個展に続いての嬉しい展示です。

 

ちなみに、わたしが土屋さんの作品を知ったのは

小川洋子さんの『人質の朗読会』や

今村夏子さんの『こちらあみ子』の装丁で。

なので名前に聞き覚えがない方でも

作品を目にしたことがある方は多いのでは。

 

昨日はそんな土屋さんご本人による作品解説という

なんともスペシャルな機会!

今までに数え切れないほど訪れている場所ですが、

『円空大賞展』を観に行くのも、

作品鑑賞会に参加するのも今回がはじめてでした。

 

時間になって登場した土屋さんは、予想どおりの穏やかで優しそうな方。

簡単な生い立ちや、木彫を選ばれたきっかけなどもお聞きして

いよいよ、解説を聞きながらの作品鑑賞へ。

作品を観ているだけでは知りえない、

ご本人に聞かないとわからないエピソードがたくさん。

 

たとえば、この人魚。

いかにも木彫!という刃の跡を残したものではなくて

つるりと滑らかなものを彫りたかったそうです。

写真では伝わり切らないと思いますが、とっても綺麗な鱗!

この作品を彫った頃が紫陽花が綺麗な季節だったから

紫陽花をイメージした色なのだそう。

 

そして、鼻に皺を寄せた威嚇の表情の獅子。

長年いっしょに暮した犬が、病気で苦しんでいた時の表情を

獅子のイメージと融合させているそうです。

 

『ものごとの上下する様』をテーマにして作られた8の字のような龍や

 

日本では招き猫はあるけれど、キツネのように

神様のお使いのような存在には扱われない猫。

だからこそ、そんな存在として彫った金の猫。

 

お寺からの依頼で作られた、

やさしいお母さんのような表情の観音菩薩像など。

 

「こんな理由でこの材で彫ってます」なんてお話もあり、

美しい作品を間近で見られるだけじゃなく

それぞれが作られた背景にまで思いを巡らすことができました。

作品鑑賞会、どうして今まで参加したことがなかったんでしょう。

機会があれば、またほかの作家さんのお話も伺ってみたいです。

 

もちろん、会場にはほかの受賞作家の方の作品も。

個人的にかなり好きになったのがこちら。

庄司達さんの『空間の誘導・アーチno.10』。

通り過ぎないと次の展示が見られないので

鑑賞者は必ず通り過ぎることになる作品。

木材と布と糸だけで、こんなにも楽しめる作品になるなんて!

 

宮本勉さんの作品は、のびのびと作られた愛らしいものばかり。

 

すでにお気付きかもしれませんが

今回の『円空大賞展』では、なんと作品の撮影は自由!

(フラッシュは禁止です)

 

そして受賞作家の方の作品とともに、10体の円空仏も展示されています。

こどもの頃はまったく魅力を感じなかった円空仏ですが

最近では「あ、これは好きかも」と思えるものも。

今回の展示でも、いいなと思う円空仏がちらほら。

大賞を受賞されたエンリケ・オリベイラさんの迫力ある作品や

異界を細かく描き込んだ佐藤昌宏さんの作品など、

とにかく多様性に富んでいて、予想以上に見応えのある展示でした。

3月11日(日)までの開催なので、興味を持った方はどうぞお早めに〜。

 

おいしい『野菜のおやつ』やニッキ寒天の清味堂さんもすぐ近く!

(営業時間外でも自動販売機で買えますよ。どうぞ小銭をお忘れなく)

せっかくだから寄り道をおすすめします。

 

この後、ワークショップにも参加したので

ブログはその2に続きますよー。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 17:20
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://blog.souvenir-gifu.com/trackback/1185962