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虎と龍に会いに、芦雪展へ!

芸術の秋。

先日は、こんな展覧会へ行ってきました。

愛知県美術館で開催中の『長沢芦雪展』。

 

美術館へ行く前に、まずは地下2Fのナディッフ愛知へ。

芦雪展会期中のみ販売のトートを入手するためです。

品切れが続いたようですが、ようやく入荷したと聞いて・・・。

かわいい子犬トートは全部で3種類。

どれにしようか迷ってしまいましたが、横座りが愛らしいこの子に決定。

江戸時代の子犬は『びょ』と鳴いていたようです。(笑)

 

しっかりトートを入手した後に、いよいよ会場へ。

平日、開館ほどなくの時間でしたが、思いの外賑わっていました。

若い方に人気の展示らしいですが、この日は年配の方が多かったです。

 

初期から晩年まで順に観ていくと、画風の変化も楽しめたし、

芦雪の師匠 丸山応挙と、同じ題材の絵を並べたものも面白かったです。

孔雀と花々、美人画、鹿。

どの絵も、応挙のものは上品で、どこまでも美しい。

やっぱり素晴らしいなぁと感嘆するけど、ある意味優等生な絵で面白みは無い。

それに比べて、芦雪のものは、ちょっと癖が強くて、好き嫌いが分かれそうだけど

良くも悪くも印象に残る感じ。

他の絵も観て思ったのは、応挙は正統派の絵師だけど、

芦雪は大胆な構図やアイデアが光る、グラフィックデザイナー寄りなのだなぁと

いうこと。(もちろん、絵師としての力量もバッチリな上で!)

 

動物たちの、ほわほわとした毛並みや、表情の豊かさ、

枯れた葉のカサッとした感じ、柔らかな花びらの感触が伝わってくるような絵に

圧倒されました。

 

特に、目玉でもある、和歌山県無量寺の襖絵『虎図襖』、『龍図襖』の再現展示の

素晴らしさといったら!!

無量寺のしつらえそのままに、座った時の目線で鑑賞出来るのです。

しかも、ガラスケース越しでなく、至近距離で!

畳まであって、い草の良い香りに包まれながら、観たくて堪らなかった襖絵を堪能。

 

左手に虎図。

こちらに飛び掛かって来そうな大きな虎!

でも、その表情は、にゃんこの様で愛らしい。

しっぽの先もくるりとしています。

他に虎の絵もあって、そちらには猫感は全くなかったので、

襖絵の方は意図的にこう描かれたものだと分かります。

親しみやすさの演出なのでしょうか・・・。

 

右手には龍図。

鋭いカギ爪に、開かれた大きな口。

それでも、その眼はちょっととぼけた表情を見せています。

 

ちょうど中央に立ってみると、部屋の奥から2頭がうわっと

飛び出して来たみたいに感じます。

 

お隣の部屋、虎図の真裏には、『猫図』があります。

魚を取ろうとしてる猫が描かれているのですが、裏側の虎図の虎は、

実は狙われている水中の魚から見た猫なのでは?という説があるそうです。

 

龍図の裏には、『唐子遊図』があります。

こちらは、勉強せずに落書きしていたりする子供たちの

ほのぼのした様子が描かれています。

 

ちなみに、襖絵の画像はもちろん本物ではなく、

会場の外にあるフォトスポットで見られる再現ミニチュアです。

 

こんなにも大胆な絵があると思えば、ものすごくシンプルで美しい月の絵が

あったり、3.1cm四方にぎっしりと描かれた、小さな五百羅漢の絵も。

約4か月南紀に滞在した後に描かれた絵には、蘇鉄が描き込まれていたのも、

南紀らしさがあって面白かったです。

油絵のように、絵の具がこってりと厚盛された実験的な絵もありました。

 

人気だったのは、やはり仔犬の絵。

繰り返し描かれていて、何枚もの絵に登場しているのですが、

その絵の前では、みんな笑顔になっているのが印象的でした。

ある老夫婦も、「首、太いなぁ。ころっころやなぁ。」と夫が言えば、

妻が「あらあら、まぁ〜。」、そして同時に「かっわいいなぁ。」

「かわいいですねぇ。」。そんなお二人が可愛らしかったです。

 

大満足で会場を出ると、並んだグッズの数々。

クリアファイルと、チケットファイル、ポストカードを買ってしまいました。

可愛い虎ちゃん、龍くんを連れて帰れて嬉しい♪

 

今回、特製お干菓子付きの限定スペシャルチケットを買っていたので、

その引き換えも。

無量寺のある和歌山串本町にある老舗和菓子舗

「うすかわ饅頭 儀平」謹製です。

 

虎図の掛け紙の箱を開けると、中には芦雪の印章をかたどった和三盆が。

美味しいお茶を淹れて、少しずつ頂こうと思います。

あんな絵、こんな絵を思い出しながら・・・。

 

会場の外には、こんなフォトスポットもありましたよ。

この右手に、襖絵のミニチュア模型も置いてあります。

 

見応えたっぷりで、観に来て本当に良かったなぁとしみじみ。

それにもうひとつ、嬉しかったことが。

グッズを購入した時、レジの方が、かつてのお客さまだったのです!

声を掛けて頂いて、ちょっとだけお話出来ましたが、懐かしかったです。

 

良い1日でした!

author:スーベニイル, category:おでかけ, 15:51
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