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【Edit GIFUより】Edit GIFUが生まれるまで

2018年6月2日に発行された、『Edit GIFU』。

2016年から2年以上かけて、岐阜のまちの愛しいものを編集した

リトルプレスです。

嬉しいことに、このブログを見て、お取り扱い店のALASKA BUNGUさんに

販売初日、開店前に駆けつけてくださった方もあったとか!

他のお取り扱い店でも、初回納品分がすぐに完売してしまったなど、

嬉しいニュースも届いています。

私たちのところにも、かつてのお客様から「買いましたよ!」との

ご連絡があったりして、「ああ、本当に出版出来たんだなぁ。」と

しみじみと喜びを噛みしめています。

(発売までの2年は長かった・・・!)

 

先日は、友人と一緒に柳ケ瀬周辺の掲載店をまわりました。

タイ料理のポーヤイさんでお昼ご飯を食べておしゃべりに花を咲かせ、

やながせ倉庫のA.L.C.cafeさんで焼き菓子を買って、さらにツバメヤさんの

わらび餅を買い、ALASKA BUNGUさんへも立ち寄りました。

久々に柳ケ瀬に来た友人も楽しそうで、良い1日でした。

 

そんな風に、誰かを連れて行きたくなるお店もたくさん掲載された

『Edit GIFU』。

6月17日(日)、岐阜 柳ケ瀬商店街で開催される

サンデービルヂングマーケットの日には、やながせ倉庫南館

古道具のmokkumokkuさんの前で、販売します!

だいたい11時から16時くらいの間、編集長、ライターと、私たち姉妹が交代で

お店番しますよー。(私たちは13時くらいから居ると思います。)

気になっているけど、まだ見ていないという方は是非お立ち寄りくださいね♪

 

 

ところで、当初の予定からどんどん厚みが増して、背表紙が出来る程に

なってしまったこの本ですが、それでもまだまだ載せたかったことが

沢山ありました。

そして、実はこんなことがあって・・・という裏話も。

そんなこんなを、しばらくこのブログだけでこっそりお話しようと思います。

 

まずは、この『Edit GIFU』が生まれるきっかけとなった出来事を。

 

それは、2015年の12月のことでした。

ナガオカケンメイ氏が率いる、D&DEPARTMENT PROJECTから

発行されている、ガイドブック『d design travel』の岐阜県版が出版となり、

まちが湧いていた頃です。

「ねぇ、どうでした?」と、Edit GIFU編集長にその本の感想を

求められた私たち。

「外から見た岐阜・・・かなぁ。」と、答えると

「そうそう、そうなんだよね!」と編集長。

『d design travel』といえば、各都道府県が持つ個性を、

ロングデザインの視線で捉え、その土地らしく長く続くものを紹介した

素敵なガイドブックシリーズです。

 

私たちはと言えば、その3年前に『柳ケ瀬BOOK』を出版していました。

小さいけれどディープな柳ケ瀬案内の本でした。

『ハロー!やながせ』という、やながせ一箱古本市を中心とした企画に

合わせて発行したものです。

 

これが『柳ケ瀬BOOK』です。

 

当時は、私たちもまだ雑貨屋Souvenirを営業中で、制作メンバーも

それぞれ仕事が終わってから集まって、イベントの計画とこの本の制作を

同時進行。

それはそれは忙しい日々でした。

さらにその前に1冊『ギフノート』というリトルプレスを発行していた

編集長は、「本っ当〜に大変だった!もう、本は作らない!」と

言い放っていましたが、私たちは「そんなこと言って、また作る!って

言いだすんじゃないの?」と笑っていたのでした。

やっぱり、それが現実に。(笑)

 

私たちは、柳ケ瀬BOOKを作っている間も、その後も、

取材したお店が閉店したり、移転したり、再オープンしたり、

新たなお店が出来たりと、一見のんびりとして変わらないように見えるまちが、

どんどん変わってゆく様子をずっと見て来ました。

そんなこともあって、『d design travel』の“ずっと変わらない”という

部分を捉えた本に、ささいな違和感があったのです。

編集長もそんな思いがあったのだと思います。

 

それからほどなくして、編集長から召集がかかりました。

「実は、岐阜の本を出そうと思って・・・協力してもらっていいですか?」

ほうら、やっぱり!!

普段のお仕事も編集業の編集長は、やっぱり自分ならではの岐阜本を

作らずにはいられなくなっていたのでした。

 

タイトルは『Edit GIFU(エディット ギフ)』とのこと。

聞きなれないけど、エディットって?とたずねると、

“編集する”という意味だそうで、言われてみれば編集者のことを

“エディター”と呼んだりしますよね。

どんどん変わってゆくまちもありのままに伝える、そんな岐阜の“今”を

編集するというコンセプトで、新しい本作りがスタートしました。

 

そんな風に始まった、Edit GIFU。

この先、きっとまた、まちにはいろいろな変化が起こるのでしょう。

いつかこの本を取り出して、こんな場所があったなぁとか、

この時の自分はああだったなぁとか思い出してもらえたらいいなと思います。

 

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◆ Edit GIFUお取扱店 ◆

 

※今後、お取扱店は随時更新していきます!

 

最新情報はFacebookでチェックしてくださいね♪

→ https://www.facebook.com/editgifu/

 

【岐阜市】
・ALASKA BUNGU http://alaskabunguten.com/
・古書と古本 徒然舎 http://tsurezuresha.net/
・季節豊穣 ミツバチ食堂 http://mb-cafe.net/ 
・ツバメヤ http://tsubame-ya.jp/
・flamant 雑貨・フラマン http://www.mariposa-f.com/
・喫茶 星時 http://hoshidoki.jugem.jp/
・やながせ倉庫団地 http://yanagasesouko.com/publics/index/45/
・カレーの文化屋食堂 https://twitter.com/tablata2?lang=ja
・ザ・リブレット長良店 https://www.facebook.com/libretto.nagara
・三省堂書店 岐阜店 https://www.books-sanseido.co.jp/shop/gifu/

 

【各務原市】
・草叢BOOKS 各務原店 http://kusamura.life/

 

【京都】

・古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房 ow.ly/1cJD30kfyDQ

*********************************

 

また、喫茶 星時さんでは、表紙や本文の挿絵などを描いていただいた

イラストレーターさんや漫画家さんの小さな原画展を開催中!

※観覧は無料ですが、1オーダーをお願いします。

 

【Edit GIFU発行記念EXIBITION】

 

会場:喫茶 星時(岐阜市神田町3-3 石原ビル2F)
期間:2018年6月2日(土)〜17日(日)


展示作家:上村奈央・なかしまなおこ・塚原裕基・

ナカヤマミズキ・さとうゆうすけ

 

 

author:スーベニイル, category:Edit GIFU, 21:31
comments(0), trackbacks(0), - -
『Edit GIFU』、販売中です!

先日、2018年6月2日、1冊の小さな本が発行されました。

タイトルは『Edit GIFU』。

2011年に「ギフノート」、2013年に「柳ケ瀬BOOK」を
綴ったメンバーを中心として、2016年から2年以上かけて

岐阜のまちの愛しいものを編集したリトルプレスです。

 

金華山と長良川をシンプルに描いた、白い表紙が印象的です。

 

ところが、この本、巻頭のロングインタビューから圧倒されてしまいます。

それは、柳ケ瀬と言えばこの人!という女性のインタビューなのですが、

あっさりした表紙のイメージに油断していると、

最初からパンチを食わされます。

この他、岐阜 柳ケ瀬周辺でお店を営む店主たちの想い、

おいしいご飯やおやつのあれこれ、夜の柳ケ瀬・・・。

いろいろなお店を紹介するガイドブック的な面もありますが

それだけにはとどまらない、とにかく濃厚な、読み応えのある1冊と

なっています。

そんな中で、それこそおやつのような、ひと休み的なページを

私たちも担当させて頂きました!

 

ぜひぜひ、ご覧くださいね。

 

*********************************

◆ Edit GIFUお取扱店 ◆

 

※今後、お取扱店は随時更新していきます!

 

最新情報はFacebookでチェックしてくださいね♪

→ https://www.facebook.com/editgifu/

 

【岐阜市】
・ALASKA BUNGU http://alaskabunguten.com/
・古書と古本 徒然舎 http://tsurezuresha.net/
・季節豊穣 ミツバチ食堂 http://mb-cafe.net/ 
・ツバメヤ http://tsubame-ya.jp/
・flamant 雑貨・フラマン http://www.mariposa-f.com/
・喫茶 星時 http://hoshidoki.jugem.jp/
・やながせ倉庫団地 http://yanagasesouko.com/publics/index/45/
・カレーの文化屋食堂 https://twitter.com/tablata2?lang=ja
・ザ・リブレット長良店 https://www.facebook.com/libretto.nagara
・三省堂書店 岐阜店 https://www.books-sanseido.co.jp/shop/gifu/

 

【各務原市】
・草叢BOOKS 各務原店 http://kusamura.life/

 

【京都】

・古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房 ow.ly/1cJD30kfyDQ

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また、喫茶 星時さんでは、表紙や本文の挿絵などを描いていただいた

イラストレーターさんや漫画家さんの小さな原画展を開催中!

※観覧は無料ですが、1オーダーをお願いします。

 

【Edit GIFU発行記念EXIBITION】

 

会場:喫茶 星時(岐阜市神田町3-3 石原ビル2F)
期間:2018年6月2日(土)〜17日(日)


展示作家:上村奈央・なかしまなおこ・塚原裕基・

ナカヤマミズキ・さとうゆうすけ
 

 

 

 

 

発行日 6月2日の夜には、原画展の会場でもある 喫茶 星時さんで、

ささやかな出版記念パーティが開催されました。

カメラマンやライターなど、私たち制作メンバーや、イラストレーターさん、

本で紹介させて頂いたお店の方々などが集まって、楽しいひと時となりました。

 

お料理は、無添加デリとおむすびのMauaさんが担当。

(2013年にお店を閉められ、東京に行かれたのですが、

この春、再び元の場所でお店を開かれました。)

 

食いしん坊担当の私たちも、盛り付けをお手伝いしましたよ♪

 

 

おむすびはもちろん、揚げたての春巻きが美味しかったなぁ!

 

美味しいお料理を頂きながら、普段人前には出ない編集長とデザイナーの

お二人によるトークに耳を傾けました。

人前で話すのが苦手なあの2人が⁉と思っちゃうような、

滅多にない場面でしたが、制作裏話が続々と披露されて

会場も笑い声に溢れていました。

 

そして、その後は編集長が大好きな、WATER WATER CAMELの

齋藤キャメルさんによるミニライブ。

みんなが伸びやかな歌声に耳を傾け、会場は静かな空気に包まれていました。

 

歌声が途切れる度に、ザーッ ザザーッと表通りを走る車の風を切る音が

聞こえて来て、なんだか不思議な気持ちに。

外では、忙しく車が走っていて、いろいろな人たちが道を歩いていたり、

飲食店でご飯を食べていたり、そのお店で働いている人がいたり・・・。

私たちがこうしている間にも、人が生きていて、まちも常に呼吸している。

そんなことをふと考えていたら、Edit GIFUのこの白い表紙が

これからも変わってゆく、白い地図の様に思えて来ました。

なんてぴったりな良い表紙なんだろう!と、ますますこの表紙が

好きになってしまいました。

 

Edit GIFUの最後のページには、斎藤キャメルさんの「眠りたい」という

曲の歌詞が、編集長の手書き文字で綴られています。

どんな曲なのか気になっていたその歌も聴くことが出来ました。

うっとりと耳を傾ける編集長の顔を眺めていたら、こちらまで

嬉しくなりました。

 

演奏が終わる頃には、さっちん工房さんによるデザートが

各テーブルに配られました。

グレープフルーツと、マスカルポーネの特製ヴェリーヌです。

 

なんと、鮎が乗っています!!

岐阜県産のハツシモの米粉を使ったサブレです。

しかも、青いチョコレートで『Edit GIFU』の文字も!

心ニクイ演出に歓声があがり、みんなで撮影大会となりました。

 

岐阜愛に溢れた、あたたかな夜でした。

author:スーベニイル, category:Edit GIFU, 20:29
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