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【全国銘菓:長野県】開運堂 『初春づくし』

本日も、新春ならではの、素敵なお菓子をご紹介します。

年末に数量限定販売される、お正月用の半生細工菓子『初春づくし』という

お菓子の詰め合わせ。

 

お舗の名前さえもお目出度い、『開運堂』。

 

包みを開けると、うっすらとお舗のロゴが浮かんだ和紙貼りの、

上品な箱に熨斗掛けしてありました。

 

さてさて、中身は・・・

「わぁ、綺麗!」と思わず声が出てしまいました。

華やかで美しい、そして縁起の良いお菓子がギューッと詰まっています。

 

全部で6種類。

よくよく見れば、そのどれもがとても手の込んだもので驚きます。

一番上の、白い三角は、『大空を舞う鶴』。

ちょん、と赤い点を打っただけで鶴を表したシンプルな姿が素敵です。

寒天と摺り蜜を煮溶かして練り上げた、滑らかな寒氷製。

 

その右下は、『寒中を彩る梅』。ゼリーで作られています。

紅白揃って、愛らしい姿。

しかも、紅白で味わいも違うのです!

紅梅には梅肉が、白梅には梅酒が入っていて、ちょっぴりですが

違う味わいが楽しめます。

さらに、ゼリーの下にはふんわりとした淡雪のような生地が。

 

その下の茶色いのは、『富を表すころ柿』。

こんなに小さいのに、柿の果肉入りの柿餡を求肥で包んでいるという

凝りよう。

 

左は『大地より春を告げる水仙』。

ガラス細工の箸置きのようで、ずっと取っておきたくなってしまいます。

こちらは、羊羹で作られています。

白い花は、工芸菓子でよく使われている、パリンと固ーい雲平製。

 

その上は、石衣製の『青々と力強い松』。

やわらかい松露みたいな感じです。

糖蜜から透けた葉の筋に枝の茶色。

齧ってみると中から現れる羊羹の緑は、翡翠のような鮮やかさ!

 

眺めれば眺めるほど、職人さんの仕事ぶりにため息が出るばかり。

ここまで手の掛かるお菓子では、やっぱり数量限定なのも納得です。

新年から眼福なお菓子を頂けて幸せです♪

 

 

開運堂 本店 

長野県松本市中央2-2-15
TEL:0263-32-0506

author:スーベニイル, category:全国銘菓:北陸・甲信地方, 15:54
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【全国銘菓:石川県】落雁 諸江屋 『辻占 福寿草』

お正月らしく、のんびりとした空気に包まれた午後。

つまらないのに、だらだらとつけていたTVも見飽きたところで

おやつの時間です。

 

昨日に続いて、諸江屋の正月菓子のご紹介を。

『辻占 福寿草』。

このお菓子、前から知っていたのですが、いつも“辻占”と呼んでいて、

“福寿草”というのが正式な名前だというのを忘れていました。

こんなに大きく書いてあるのに!

 

お皿に並べてみると、小さな花が咲いた様。

春を告げる花“福寿草”を模っています。

ちなみに、福寿草には新春らしい、元日草、朔日草という別名もあるんですよ。

 

煎餅皮の小さなお花を割ってみると、中からは小さな紙片が・・・。

(花びらを左右に引っ張ると割りやすいですよ。)

 

紙には、ことわざや格言、謎かけなどが書かれています。

中にはちょっと艶っぽいものも。

いくつかの紙の言葉を並べて遊んでも良いそうです。

味のある絵柄も楽しいですね♪

 

どんな意味なのかさっぱり分からないものもありますが、

諸江屋ホームページに説明があったので、ちょっと長いですが

そのまま載せておきますね。

 

 

《辻占福寿草の中紙の解釈について》

 

お正月にご家族の皆様で開けてみて「これは・・・?」「こんな意味かな?」

「こういう意味もあるね。」などと首を傾げたり、笑いを誘ったりして

いただけたならと明治時代に書かれました「なぞかけ本」の文章を

そのまま使わせていただいております。

「辻占」という江戸時代から伝わるこの菓子について、この菓子の起源を

考えますとちょっと難しいもの、金沢弁そのままのもの、艶っぽくて子供には・・・、

などございますが、大人の洒落や言葉遊びと解釈でお楽しみ下さい。
仲間どうしでナゾの解き合いなんかもお正月の一興かも知れませんね。

よくお問い合わせをいただく物につきまして解説をさせていただきます。
諸江屋の先々代や先代から私が教えてもらった事で、違った解釈も

有ろうかと思います。

 

・はやくる
  糸巻きの絵がございまして、金沢弁では糸をたぐる事を

  「糸をくる」と言います。
  糸を早くたぐれれば楽ですし、仕事が早く終わるので良いと解釈しております。
・なによりごすき
  松茸の絵が描かれていて、ちょっと艶っぽい意味も隠れています。
・ろんにかち
  討論に勝って商品にお酒を貰って・・・と解釈しています。
・ひろげておるぞ
  貝は焼いても煮ても食べ頃になると口を開けます。

  また艶っぽい意味も隠れてます。
・こしぬけるほど
  和ばさみが描いてあって、道具はこしが抜けるほど大切に。という意味です。
・ねてはもうかる
  寝ていても儲かるのは理想ですね。

  明治期の遊郭も現しているのではないでしょうか。
・ままになりたい
  枡に入った米がお釜で炊かれてご飯(まま)になる。

  美味く(上手く)なれば・・・
・とてもごすき
  かぼちゃの絵です。女性の好きな物のひとつにかぼちゃがありますが、
  少し揶揄を込めて「ご」を付けているようです。
・りんきもこいぞ
  りんき(やきもち)の炎と鹿の角を掛けています。
・いさぎよい
  武士の潔さを描いております。
・つごうがよい
  そろばんに合う。勘定が合っているという意味です。
・志めるとよい
  太鼓は紐を締めると音が良くなるという意味です。
・きてほしい
  「かっぱ」の絵ですが、着て欲しいという意味と格好良い人に

  来て欲しいの意味を掛けています。
・くちをすうて下んせ
  水を引いた管です。

  吸えば水が出ると言う意味と「キスして下さい」を掛けているのでは・・・
・おもいがよい
  漬物です。石(意志)が重いほど良い。
・てんがはれての
  笠と雨傘の絵です。雨が止み晴れ上がって良かったという意味では・・・
・にぎやかな
  旗さしものが上がって戦勝祝いでしょうか。賑やかな様子です。
・ほれたなか
  臼とかんなが描かれています。彫れた仲とのかけことばです。
・むねに志っかり
  ひょうたんを下げる紐はくびれにしっかりと結ぶと言う意味。
・わって下され
  貝か石が描かれているようです。割ると良いことがあるような・・・
  「殻を破る」とも言いますね。
・ぬしはがなれん
  すり鉢とすりこ木が描かれています。どちらが無くても役に立ちません。
  相性ピッタリ、身を削り役に立つ・・・・・
・もうよいぞ
  「飲みごろですよ」「飲み過ぎですよ」どちらにも解釈できますね。
・よくよくきめた
  蒸籠を作っているのでしょうか?しっかりはまっている様子です。
・かならずおいで
  下足を揃えて「いってらっしゃい」。

  無事に帰っての願いを込めているのでしょうか。
・ぜんハいそげ
  善は急げと読んで下さい。
・志んからよい
  ロウソクの芯が太くて良いロウソクだと明るく長持ちする事から、

  人も芯が良いといいと懸けている。
・げいこでのめる
  芸妓で飲める。芸者を挙げてドンチャン騒ぎ。景気の良い話しですね。
・ひそひそはなし
  枕を並べて男女がひそひそと話しをする様で、夫婦が仲の良い様を

  表しています。
・たよりをまつ
  「便りを待つ」「頼りを待つ」言葉は掛かっているのかもしれませんが、

  音信の無かった友に便りをしてみると、面白い話しが聞けたり

  するものですよね。
・だれもすく人
  「お多福さん」は見た目は・・・・?ですが、誰にも好かれる働き者です。
・すえひろ
  広げた扇が描かれています。末広がりの目出度い絵柄です。
・るす事のだご
  留守事は留守番、だごは団子(金沢弁です)
  留守においしいことが・・・・・

 

これまでにお問い合わせを頂いた物を紹介いたしました。
絵と言葉の判断は自由です。その時々の感情や気分で解釈も違ってくるのかも
知れません。言葉遊びとしてお楽しみ下さい。

 

 

お煎餅にはうっすらと砂糖蜜が刷いてあって、ほんのりと甘く、

新しい年に何か良いことがありそうな気がしてきます。

 

諸江屋の正月菓子は、こうした楽しいものばかり。

昨年ご紹介した、『久寿玉』もおすすめです♪

 

 

落雁 諸江屋 

石川県金沢市野町3丁目1の38
TEL:076-241-2854

author:スーベニイル, category:全国銘菓:北陸・甲信地方, 16:26
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【全国銘菓:石川県】落雁 諸江屋 『福徳煎餅』

2018年。

新しい年が始まりましたね!

今年はどんな1年が待っているのでしょうか。

そんなお正月らしい、ちょっぴりわくわくした空気に彩られた町なかの賑わい。

やっぱりおやつにも、福々しいものを買って帰りたくなります。

 

今年は久々に、こんなお菓子を買いました。

『福徳煎餅』という、正月菓子。

 

大きな袋の中には、げんこつ程の最中皮のお菓子が。

打出の小槌に、福俵、巾着型のは砂金袋だそうで、どれもがおめでたい形。

 

そして、表裏で色も違います!

黄色と白の最中皮は、それぞれ金・銀に見立てられているのです。

 

とっても軽いこのお菓子、中にはあんこではなく、

煮溶かしたお砂糖を型に流し込んで、冷やし固めた“金花糖”か

土人形のどちらかが入っています♪

 

ピンクに黄色、黄緑とかわいらしい色合いの金花糖。

招き猫、猿回しの猿と、福久良雀らしきものが出て来ました。

 

土人形は2つ。

打出の小槌と、鯛と波の形の船。こちらも素朴で何とも愛らしい!

これらは、金沢の婚礼調度に用いられる土人形のミニチュアなのだとか。

 

「何が入ってた?」「これ、何の形かなぁ?」と、家族で盛り上がりました!

 

袋には最中皮を齧りながら、金花糖で甘みをとるとありましたが、

我が家では金花糖を齧りながら、苦い珈琲を愉しみました。

最中皮は、ぜんざいに入れようと思います。

 

おめでたいこのお菓子、もともとは加賀藩12代藩主の前田斉広(なりなが)公が

金沢城二ノ丸御殿落成のお祝いにと、加賀藩御用菓子舗 樫田屋に

考案させたもので、明治時代に樫田屋が廃業するにあたって諸江屋が

引き継いだという歴史があるそうです。

かつては正月菓子として、明治以降何軒かの菓子舗がこの福徳せんべいを

作っていたそうですが、現在では諸江屋1軒となってしまったようです。

 

みんなを笑顔にするこうした楽しいお菓子は、いつまでも残って欲しいものです。

 

 

落雁 諸江屋 

石川県金沢市野町3丁目1の38
TEL:076-241-2854

author:スーベニイル, category:全国銘菓:北陸・甲信地方, 20:12
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【全国銘菓:石川県】落雁 諸江屋 『久寿玉』

旧正月もとうに過ぎてしまいましたが、今日ご紹介するのは

お正月のおめでたいお菓子『久寿玉(くすだま)』です。

1月初旬までの期間限定販売。

 

見るからにお目出度い、サイコロ型の箱。

 

開けてみると、中には紅白の球体と、何やら古めかしい絵柄の紙が・・・。

 

結構大きめのこの玉が、久寿玉です!

加賀と言えば、米どころ。

糯米で作られた半球型のお煎餅を、紅白合わせて作られた久寿玉です。

いわゆる最中皮ですね。

 

それでは、割ってみましょう。

 

パンパカパーン!!

中には、ぎゅうぎゅうにお菓子が詰まっていました。

それぞれジッパー付きのビニール袋に入っています。

 

綺麗に写真に収めたくて、私はナイフで恐る恐る合わせ目に刃を入れましたが、

普通に食べる分には、景気よく両手でガシッと割った方が楽しそう♪

 

お皿に並べてみたら、こんなにたくさんのお菓子が!

全部で7種類の、金沢伝統菓子です。

全部はお皿に乗りきらず、これでも数少なめに盛ってあるんですよ。

真上から時計回りに、

パリッとした軽い食感の有平糖「笹結び」、甘辛い生姜味のお煎餅「小柴舟」、

抹茶味の大きな「金平糖」、おはじきみたいな愛らしい「あめ玉」、

上品な和三盆糖の「小花うさぎ」、それから三角形の「舞づる」。

この舞づる、ちょっと面白いお菓子なのです。

最中皮で出来た三角形は、鶴が空へと飛び立つ様を模しているそうで、

齧ると中からはサラサラの生姜風味のお砂糖が出て来るのです。

初めて口にした時は、中にそんなサラサラの粉が入っているとは知らず

ビックリしました。

そして、最後は真ん中の「金花糖小鯛」。

こちらもお砂糖の固まり。中は空洞で、齧ってみるとほろりと意外にやわらか。

濃いめに淹れた珈琲を飲みつつ、ちびちび齧るのが美味しかったです。

 

そうそう、久寿玉と一緒に入っていた紙は「金澤道中双六」でした!

お正月にみんなで集まって、箱のサイコロを転がしつつ、わいわいガヤガヤ・・・。

そんな光景が目に浮かぶ、いかにもお正月らしい楽しいお菓子です。

手土産にも喜ばれそうですね!

 

さて、最後に残った紅白の最中皮。

汁ものの具にしても良いけれど、あんこと一緒に食べたいなぁ。

でも、今、あんこが無い・・・。

なんて思ったのですが、あ、いいものがあった!と思い出しました。

 

これこれ♪

Nuiさんのジャム!

林檎に牛蒡、隠元、ハシバミの、ユニークなジャム。

これが、ちょっとお洒落なあんこといった味わいなのです。

それと、kiriのクリームチーズ。

 

最中皮をオーブントースターで軽くあぶってコンガリと。

そこに、このあんこ風ジャムとクリームチーズで、洒落たおつまみの完成です♪

白ワインにだって合っちゃいますよ。

 

最後の最後まで楽しめる、素敵なお菓子でした!

 

 

落雁 諸江屋 

石川県金沢市野町3丁目1の38
TEL:076-241-2854

author:スーベニイル, category:全国銘菓:北陸・甲信地方, 23:48
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