- 【全国銘菓:東京都】wagashi asobi 『ドライフルーツの羊羹』
-
2019.01.02 Wednesday
我が家では、毎年お正月には、ちょっと上等のお菓子を用意して
ゆっくりとお茶の時間を過ごすのが、恒例となっています。
そんなお正月のお菓子に、今年選んだのは、こちら。
東京大田区の商店街にある、小さなお店 wagashi asobiの
『ドライフルーツの羊羹』です。
シンプルでお洒落なパッケージが素敵です。
紙容器に流し入れた羊羹に経木の蓋をして、きゅっと結んだ白い綿リボンには
品名が書かれたカードが挟まれています。
カードの裏には、お菓子の説明と、おすすめの食べ方が。
無駄の無い、何とも美しいデザインに惚れ惚れしてしまいます。
取り出した羊羹には、ドライフルーツがぎっしり!
おすすめだという1cmほどの厚さにスライスしてみると、
切り口から顔を覗かせるのは、ドライフルーツの無花果と苺、
それに胡桃。
切る度に、違う模様が現れます。
まずは、このままひと口。
プチプチとした無花果に、ねっとりと甘ーい苺、コリコリとした胡桃たちが
しっとりとなめらかな餡に包まれて、舌の上が賑やかに!
餡に練り込まれた黒糖とラム酒がふわっと香って、餡とドライフルーツを
やさしく包み込みます。
餡の甘さが控えめなので、ドライフルーツの自然な甘みも感じることが出来ます。
なんでも、こちらのドライフルーツ羊羹は、
『パンに合う和菓子を作って欲しい』という友人からのオーダーがきっかけで
生まれたものなのだとか。
なので、パンとバターまたはクリームチーズといった組み合わせでも
美味しく頂けるとのこと。
実は、以前この羊羹を入手した時には、パンとのコンビネーションを試せず、
ずっと気になっていたのです。
今回は、パンにバター、クリームチーズ、そしてお酒も用意して準備万端!
ではでは、早速。
バゲットに、羊羹と、お気に入りの岩塩入りバターを乗せて。
バターでコクが増し、甘じょっぱさがクセになります!
こちら岐阜、名古屋では当たり前の、小倉バタートーストの
お洒落版といった感じです。
今度はクリームチーズを塗ったバゲットと。
ドライフルーツの味わいが引き立ちます。
バターと比べると軽やかで、こちらもまた美味しい!
そして、これがまたお酒と合うのです!!
今日はちょっと珍しい、赤のスパークリングワインと合わせてみました。
バゲットと一緒に楽しんだので、お昼ご飯に頂きましたが、
昼間っから美味しいお酒と軽食で、なんとも幸せな時間になりました。
もちろん、お茶やコーヒーにも合いますよ。
バゲットの代わりに黒パンやクラッカーでも合いそうだし、
マスカルポーネやクロテッドクリームだったらどうだろう?などなど
どんな食べ方をしたら美味しいかなぁと考えるのも楽しい羊羹です。
東京都大田区上池台1-31-1-101
TEL : 03-3748-3539
- 【全国銘菓:東京都】とらや 『羊羹 au ショコラ』
-
2018.02.13 Tuesday
明日は、バレンタインデー!
チョコレートが大好きな私たち。
もちろん、今年もいろいろなチョコレートをあれこれと買い込んでいますが、
和菓子のチェックも怠りませんよ!
ここ数年、とらやに注目しています。
バレンタインデーに合わせて、普段は買えないお菓子がいくつか販売されるのですが、今年はなんと、パリ店でしか販売されていない
『羊羹 au(オ) ショコラ』が、名古屋地区でも数量限定販売されると
いうではありませんか!
期間中、何度か販売店に足を運んだものの、やっぱり早々に完売で
入手に手間取りましたが、ようやく買うことが出来ました〜!!
ギリギリ最後の1個でした。
小さな♡の掛け紙がかわいいです。
掛け紙の下は、大小のロゴが小花柄のように散りばめられた、真っ赤な包装紙。
いつものとらやと違う雰囲気で新鮮です。
シンプルなデザインの小箱。
ロゴはエンボスになっていて、品の良い美しさを湛えています。
ゴムバンドで留めるようになっているので、フランスの方にも
開け閉めしやすいですね。
これが、『羊羹 au ショコラ』です。
ひとくちサイズの羊羹が9つ並んで入っています。
付属の黒文字はとても細く、ピックとして使う形状。
このお菓子は、2005年の、パリ店25周年を記念して考案されたもの。
齧ると、表面にまぶされたグラニュー糖がサリッとして面白い。
だって、これ、羊羹なんですよ!
フランスでは、『パート・ド・フリュイ』という、果汁を煮詰めてペクチンで固め、
美味しさをギューッと閉じ込めたゼリー菓子が有名なのですが、
その表面もこんな風にグラニュー糖で覆われています。
羊羹 au ショコラも、パリ店オリジナル商品を考案する際に、
そこからアイデアを得ているのかも知れませんね。
滑らかに練り上げられた羊羹にはビターチョコレートが加えられていて、
ふうっとごく淡くラム酒の香りが鼻を抜けます。
生チョコレートのような舌触りの繊細な羊羹は、なるほどパリに
似合う洒落た雰囲気です。
ブランデーやウイスキーにも合いそうな、
大人な男性に贈りたい、とっておきのお菓子です。
赤坂店(直営店):東京都港区赤坂4-9-22
- 【全国銘菓:東京都】文明堂東京 『おやつカステラ』
-
2017.02.13 Monday
"おやつ"・・・なんて素敵な響きなのでしょう!
おやつが大好きな私たちにとっては、口にするだけで
ちょっぴりしあわせを感じてしまうような、魔法の言葉。
そんな"おやつ"の名が付いた、なんとも愛らしいカステラがあるのです!
その名も『おやつカステラ』。
手のひらにぽんと乗るサイズに、カステラカラー。
それに、キュートなクマちゃんも!
袋の開け口にも、クマちゃんが・・・。
「小腹が空いたらカステラいかが?」
反対側には、後姿も。
「2切れ入って、元気がでるよ」
そして、側面には謎のメッセージ!?
知らない人には、本当に謎だと思いますが、文明堂のCMをご存知の方なら
すぐにピンと来ますよね。
♪カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂〜♪というフレーズが
印象的な「文明堂豆劇場」というCMがあるのです。
1960年代からリメイクされつつ愛されて来たというそのCM、
このあたりでは目にすることはありませんでしたが、
TV番組で懐かしのCM特集などがあったら、必ずと言って良い程
取り上げられる有名なもの。
ちなみに「電話は二番」というのは、この時代、電話をかけるには交換台を
経由して、交換手に局の名前と番号を告げるという方法だったことに
由来しています。
当時、文明堂は加入者番号 2000〜2999番を全て使用していて、
下3桁を省略して、「どこどこの局の2番」と言えば、簡単に文明堂に
繋げたそうです。
今でも、各店の電話番号を見てみると、2が使われているところがほとんど。
すごいですね!
パッケージの上側には、CMと同じカンカンダンスを踊るクマちゃんたちが
勢揃いしていますよ。
でも、CMを見ていた人のほとんどは、あのキャラクターをネコだと思って
いたのだそう。
たしかに、長いしっぽはネコに見えてしまいますよね。
制作を依頼された方が、手違いでネコとして作ってしまったようです。
そんなこともあって、こちらのおやつカステラのパッケージでは、
ちゃんとクマだと分かるようにデザインされているのですって。
後ろ姿を見ると、しっぽも短い!(笑)
何だかパッケージのことだけでずいぶん長くなってしまいましたが、
こんなに可愛いのだもの、仕方ありません。
さて、肝心のカステラですが、包みを開けると2切れ入っています。
この2切れというのが、ちょうど良いのです!!
たまに、ふと食べたくなるカステラ。
でも、1本だと家族で分けて・・・ということになってしまうし、
買って帰るのも嵩張ってしまいます。
そんなときに、気軽に買って帰れて、切り分けるナイフもいらない
このカステラが、ちょうど良い。
「はい、これ!」と誰かにあげるのにも、もってこいです。
カステラだったら、老若男女問わず喜んでもらえるし、
かわいいパッケージに会話もはずむこと間違いなし。
本当は、カステラというとザラメが残っているタイプが好みなのですが、
ザラメは無いけど、このおやつカステラは好きです。
もっちりふんわりしていて、はちみつたっぷり!
ほっとする味わいは、まさにおやつの時間にぴったりの美味しさなのです。
2月と言えば、バレンタイン。
期間限定で、こんなチョコレートバージョンも出ていました。
チョコレート色の包みに、ハートが飛んでいます!
ハートを持って並ぶクマちゃんたちの姿も。
ここもバレンタインバージョン。
「いつもありがとう。LOVE YOU!!」
「2切れ入って元気がでるよ」♡つき。
中には、チョコレートカステラが2切れ。
思った以上に、しっかりチョコレートの味がしました。
こっちも美味しいなぁ。
チョコレートの方のパッケージ、側面には
「たまご、ハチミツ、チョコレート コクと♡のあるおやつ」と
書いてありました。
こんな愛らしいクマちゃんに言われたら、男性でなくても
キュンとしてしまいますね。
日本橋本店:東京都中央区日本橋室町1-13-7
TEL:03-3241-0002
- 【全国銘菓:埼玉県】菓匠 花見 『白鷺宝 よろこぶ』
-
2017.01.07 Saturday
松の内は過ぎてしまいましたが、新年らしいお菓子をご紹介します!
最近知ったばかりの、ちょっと面白いお菓子です。
シンプルな白い包み。
これを解くと、ハッとするような鮮やかなマスカットグリーンの箱が現れます。
下側の箱も、華やかな紫!
和菓子の箱は、割と地味めな色合いが多いので、こんな色合わせは
ちょっと珍しいですね。
そして、中のお菓子はというと、これも独特の包みです。
白い薄紙と金色の紙にふわっとくるまれたお菓子が、箱の中にぎっしり!
この金色の紙、マロングラッセとか、昭和の頃のお菓子でよく見かけた紙です。
ちょっと懐かしい・・・。
くるまれているのは、白くまぁるいお菓子。
大きさは、松露より2まわり程大きいくらいです。
これは白鷺の玉子を表しているそうで、『白鷺宝(はくろほう)』という
名がついています。
二代目の御主人が、野田の鷺山で水辺にたたずむ麗しい鷺の姿に魅せられて
「また来年も、この地で出会えるように」との想いをこめて作り上げたお菓子です。
田んぼばかりの長閑なところで過ごす私たちも、よく鷺を見かけます。
グレーの羽色なので、多分 青鷺だと思うのですが、その立ち姿はやっぱり
すっと美しいので、私たちは勝手に"田園の貴婦人"と呼んでいます。
何羽かはきっと雄でしょうけど・・・。(笑)
そんな美しい鷺の玉子を模したお菓子。
表面の滑らかなコーティングは、ほんのり甘いミルク味。
中は、新鮮な卵を加えた、まったりとした舌触りの白餡です。
と、ここまでが定番の『白鷺宝』。
こちらの『よろこぶ』には、なんと塩こぶが一切れ入っているのです!!
ミルク味に塩こぶ!?って思いますよね?
私もビックリしました。
でも、これが不思議と合うのです!
甘みと旨みの共鳴、癖になる味わいです。
実はこの冬、もう2回も食べてしまいました。(笑)
昆布が入っているから、『よろこぶ』。
お祝いの贈り物にもぴったりの、おめでたいお菓子です。
白露宝には、他にもいろいろ種類がある様です。
コーヒー味の『かふぇ』、抹茶味の『茶ちゃ』、黒胡麻味の『ごま』の定番の他、
さくらやあんずなどの季節の味、それに新作もどんどん生まれているのだとか。
どの味も気になる!是非ともいろいろな味を試してみたいです。
白い包み紙は、開くと白鷺の絵でした。
サラサラっと落書きの様に描かれた白鷺が愛らしいです。
よく見れば、印が白鷺宝の形!
"生ものですから〜"の注意書きシールまで、白鷺宝型でした!
大切にされているお菓子なのですね。
本店:埼玉県さいたま市浦和区高砂1-6-10 浦和駅西口前
フリーダイヤル:0120-873-554