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金魚のまちへ

先日、刈谷市美術館へ行った際に知ったイベント、

『やとみ金魚アクアリウム&深堀隆介展 2018』を観に

金魚のまち、弥冨へ行ってきました。

 

こちらのイベント、市民文化祭や商工会のにぎわいまつりといった

地元イベントの一部として行われていたようで

深堀さんのトークショーもあるのにも関わらず

なんと、すべて入場無料という太っ腹企画。

 

まずは予想よりも大きめの金魚たちに驚かされましたが

 

球体の水槽だー。中心の金魚、カメラ目線では?

趣向を凝らした照明で、会場内はなんだか不思議な雰囲気。

 

 

床にも金魚の影がゆらゆら。

はじめて見たオレンジと黒の金魚、かっこいいー。

 

深堀さんの作品は撮影不可でしたが

先日の刈谷市美術館には並んでいなかった新作ばかり!

しかも、この後にアメリカに送られるので

日本で観ることができる機会はこのイベント期間中のみだったそう。

もちろん数は少なめだったものの

美術館での展示よりも近くでじっくり観られて大満足でした。

 

トークショーでは、刈谷市美術館での展示作品についての解説も。

「実はあの作品にはこういう意味があって」とか

「あの箪笥は義理の母の嫁入り道具だったんですが」とか

そうだったんだ!と思うことがいろいろ。

興味深いお話ばかりで、もっともっと聞いていたかったです。

 

トークショー後の金魚クイズも盛り上がりましたが、

副市長や金魚組合の方がしっかりと正解されている姿は

さすが金魚のまち!という感じで、ちょっと格好良かったです。

 

会場の弥冨市総合社会教育センターのお隣には

愛知県埋蔵文化財調査センターという施設がありました。

愛知県内の発掘調査や資料の管理などをここで行っているようです。

秋の特別公開中だったので待ち時間に行ってみました。

現在の清須市から名古屋市西区にまたがる朝日遺跡は

弥生時代の巨大な集落跡。

出土品は国指定重要文化財だそうです。知らなかったー。

ロビーには、朝日遺跡から出土したものを復元した銅鐸。

自由に打って鳴らせます。

出土した土器の欠片の拓本を採らせてもらえて

しおりにしてもらえるワークショップにも参加しちゃいました。

弥生時代の技術でこんなものまで!など、展示もなかなか楽しめましたよ。

 

そして弥冨まで来たからには、ここに行かなくちゃ。

金魚もなかが有名な大橋屋さんです。

レトロかわいい看板も撮らせていただきました。

持って帰る間ずっと香ばしい香りがしていた

かわいい金魚もなかのご紹介はまた後日!

 

ちなみに、弥冨市内の金魚スイーツを出しているお店を巡ると

深堀さんの金魚イラストの『やとみ恋守り』がもらえる

スタンプラリーも開催中だそうですよ。

大橋屋さんも参加されているし、いろんなお店を巡るのも楽しそうですね。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 18:44
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『平成しんちう屋』へ

先日行ってきた場所はこんなところ。

金魚屋さん?それとも夜店?

いえいえ、実はここは美術館。

とはいえ半分は正解かもしれません。

 

写真は先週末まで刈谷市美術館で開催されていた

『金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋』のなかの

『平成しんちう屋』というインスタレーション。

しんちう屋とは江戸時代に不忍池近くに店を構えていたとされる

日本最古とされる金魚屋の名だそう。

『そのしんちう屋が現代にあったら?』というイメージで

深堀さんのさまざまな作品が一度に見られる作品になっています。

 

会場の薄暗さや、ぶくぶくという効果音もあいまって

たくさんの金魚が泳いでいるような錯覚さえ覚えますが

本物の金魚は一匹もいなくて、すべてアクリル絵の具で描かれたもの。

そのリアルさに思わず誰もが見入ってしまいます。

 

中身が金魚じゃないものもいろいろ。気になります。

すごく見られてる…

思わず「この袋くださいな」なんて言いたくなります。

 

 

木彫りの熊が咥えているのも金魚だ!

 

写真を撮れるエリアは全体の展示のほんの一部ですが

凄さは十分に伝わるのではないでしょうか。

 

制作風景の映像によると、流し込んだ樹脂に金魚(身体の一部)を描く

→固まる→流し込んだ樹脂に金魚(鱗)を描く…といった作業の繰り返し。

何層もそういった作業を繰り返すことで、リアルな金魚が出現します。

 

展示作品を見ていくと、初期の頃は平面的だった金魚たちが

ある年代の頃になると劇的に立体的に!

どこにでも金魚を描けてしまうからこそ、

ウォーキング中に拾った空き缶の上や、安土城のプラモデルの中、

ニトリの食器の中や、人間国宝作の木桶の中にまで現れる金魚たち。

愉快なような、いっそ神々しいような。

 

絵は平面に描かれるけれど、作品は立体。

それではこれは絵画作品なのか立体作品なのか?という問いかけもあり

美しいだけじゃないなにかも作品にはこめられているようです。

作品には金魚だけじゃなく、金魚のフンまで描かれていたり。

 

ライブペイントで描かれた屏風も展示されていました。

ひらひらの尻尾も勢いがありますね!

 

 

会場のあちこちにいろんな金魚。

茶室でのお菓子も金魚モチーフのものでした。

 

そしてやっぱり、金魚といえば弥冨!ですよね。

こんなポスターも貼られていました。ふむふむ。

 

ちなみに深堀さん、名古屋出身だそうですよ。

そんなご縁もあるからでしょうか、

今週末には弥冨でも作品展示やトークショーがあるようです。

気になる方はこの機会にぜひ!

わたしも金魚最中を買いに弥冨に行きたいです。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 19:03
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お寺で楽しむアート

画家の奥村晃史さんと彫刻家の望月鮎佳さんとの二人展、

9日間だけの絵画と彫刻の動物園『純情動物園』(詳しくはこちら)が

開催中と聞いて、大門町の上宮寺に行ってきました。

 

周辺にはお寺が多い地域ですが、幟とポスターを発見!

お寺での展示ってどんな感じかな?と思ってたんですが

門をくぐる前から動物たちが見えてます。気になるー!

上宮寺は大イチョウが有名なそうですが

その脇には大きな馬!どうやら実物大のようです。

 

もっと近くで顔を見たくて近付いたら、ふわ〜んと楠のいい香り。

材を見てみたら、やっぱりクスと表記されてました。

 

牛も実物大。今にも啼きそう。

しかも望月さんの木彫作品は触ってもいいんです!

実在のモデルがいる作品も多いからか、

やさしく撫ぜると動物たちも嬉しそうにしているような。

とてもリアルで、さわったら体温を感じるのではと思ってしまうほど。

 

入り口には、奥村さんの絵画。

羊の後ろには金華山!岐阜城も描かれています。

動物がとてもリアルで、だけど「かわいい」だけじゃない

奥村さんの描く不思議な世界、以前からとても好きなんです。

 

そして絵画の前の床には鏡。

望月さんの山羊がその鏡を覗いています。

山羊の後ろから覗いてみると、こんな感じ。

上にある絵天井も写り込んで、ずっとずっと奥に底があるような。

不思議な世界の深淵を覗き込んでしまったかのよう。

なんともいえない不思議な感覚はぜひ実際に味わって頂きたいところ。

 

お庭からの光が差し込む廊下では、写経ならぬ、写動物体験もできます。

 

かわいい元絵が

筆ペンで写動物したら、なぜか邪悪な目付きに…。

気が付けばすっかり絵を写すことに集中していて

なかなか面白い体験でした。

写経もきっとこんな感じなんでしょうね。

 

実際の作品は、こんな風に香炉とともに展示されていました。

西洋画だけど掛け軸に仕立ててあるという不思議。

しかも違和感がありません。

 

お坊さん用の、ふっかふかの豪華な座布団

…みたいな額縁があったり、

本堂に飾られている絵には後光が!おもしろーい。

 

檀家さんと思われるご近所の方々もいらしていて

「おいしそうな絵やったねー」なんて楽しそうに見ていました。

(動物と一緒に描かれていた果物や野菜のことですかね)

美術館やギャラリーとはまた違って、日常の延長という感じで

とても気軽に、そして自由に楽しめる雰囲気なのかも。

 

そうそう!展示作品以外にも

綺麗な雲が描かれていたり、

季節のしつらいが素敵だったり、

こういう意匠っていいななんて、見応えたっぷりで楽しめました。

大イチョウから採れた銀杏も売ってましたよ。

 

ちなみに入場料無料、14日(日)までの会期中は無休だそうです。

お寺×アートの相性の良さにすっかり夢中になりました。

機会があればぜひ訪れてみてくださいね。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 22:45
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お江戸のボタニカルアート

やや渋めの企画展、『尾州徳川の花相撲展』を観に

ヤマザキマザック美術館へ行って来ました。

江戸時代、『花相撲』とは花の品評会を表す言葉となり

↓こんな感じに園芸品の番付も出されていたそう。

花には詳しくないんですが、実はボタニカルアートは好き。

何度かほかの美術館などで目にして気になっていた

『雑花園(そうかえん)文庫』の植物図譜を

まとめて見ることができる機会を楽しみにしていました。

 

嬉しいことに、こちらの美術館、ほとんどのものが撮影OKなんですよ。

 

 

なにせ江戸時代のものなので照明は控えめですが、

細密に描かれた花々はやはり美しいです。

和菓子の見本帳にも通じるものがありますね。

 

美術館のある辺りは、江戸時代には尾張藩の薬草園だったそう。

そんな縁もあっての、今回の企画展のようです。

「葵」の地名も、徳川家の葵の御紋からきているものだったんですね。

 

そして、こんなふうにエミール・ガレの作品と

彼が持っていたとされる植物図譜との展示が観られるのも

多くのガレ作品を所蔵しているこの美術館ならでは。

あのシーボルトが帰国した後に開いた苗木店で

ガレは日本の植物を買って、育てていたそうです。

そんな植物たちが作品のモチーフになっているんですね。

 

いつも展示されているアール・ヌーヴォーの家具も

今回はボタニカル柄。このベッドは藤の柄!なんだか不思議。

現代のボタニカルアートやアートフラワーなども展示されていました。

とにかく見応えたっぷり、解説も読み応えたっぷりの企画展でした。

 

優雅な空間で楽しめる、こちらの常設展。

ロダンにピカソ、デルヴォーまでと毎回のことながらすごいです。

壁紙(おそらく布ですが)とソファーが同じ生地というのも贅沢!

無料の音声ガイドもあるので

時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。

 

 

ちなみに、美術館の斜向かいにある『名古屋園芸』さんの

創業者にして取締役隠居の方が雑花園文庫の庫主。

とっても大きな園芸店ですが、写真の下の方でわさわさしてるのは…

なんと蓮でした!

こんなふうに売られているの、初めて見ました!

プライスカードを見てみたら「蓮の苗を翌年お渡しします」とのこと。

人間の都合なんて関係なく、ゆったりと植物の時間が流れているようで

なんだかいいですね。いつか好きな品種を選んで育ててみたいものです。

 

そして、美術館のお向かいには大好きな和菓子店『万年堂』さん。

お干菓子が有名ですが、なにを食べてもおいしいです。

今回の企画展の半券を持って行くと、お干菓子がもらえるという

とっても嬉しいコラボ中。もちろん行って来ましたよ。

右側の小さな包みが頂いた『おちょぼ』。

包み紙もかわいいです。

買ったものについては、また近いうちに。

 

ランチは近くのインドネシア料理屋『ブランバリ』さんで

ナシゴレン。クルプクとサテ、アチャール付き!

 

黒米×ココナッツミルクのデザートも付けちゃいました。

なんだか多国籍なものを楽しめた日でした。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 15:49
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水玉に酔いそう

『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』展を観に

ちょっと遠出して松本市美術館に行ってきました。

さわやかイメージの信州でさえ少しも涼しくなかったのは残念。

 

でも松本の街はポップな水玉に溢れてました!

美術館の外観がこんな感じ。

水玉模様のバスが走ってたり、水玉模様のフラッグがはためいていたり。

さすが草間さんの故郷。盛り上がってます。

開館とほぼ同時に行ったのに、美術館の駐車場はもう満車でした。

人気の高さを物語っていますね。

 

大きな『ヤヨイちゃんとトコトン』がお出迎えしてくれます。

 

会場内にはたくさんの老若男女。

みなさん、それぞれ楽しそうに作品を観ていました。

作風を考えると、なんだかちょっと意外でした。

絵画だけじゃなく、立体作品やインスタレーション、映像など

初期から近作まで、約180点もの作品が展示されていて

かなり見応えがありましたよ。

水玉のあしあとのおかげで展示順路もわかりやすかったです。

 

それにしても、草間さんがこどもの頃に描いた絵の上手いこと!

植物のデッサンが多いなあと思っていたら

ご実家が種苗業を営んでいたからなのだそう。

たくさんの植物に囲まれて育った幼少時代だったようです。

 

自分の中から湧き上がる得体の知れないイメージと闘うために

彼女には芸術が必要だったことを知っているからなのか、

延々と網目が続く作品なんかを観ていると

「こわいよ怖いよかかなくちゃ描かなくちゃ」と声が聞こえてきそう。

でも近年の作品には、その『怖い感じ』が薄れてきているように感じます。

幸福感さえ感じる、近年の力強い絵が並ぶ展示室は撮影OKでしたよ。

若い頃には苦手だったのに、じんわりと草間さんの作品を

好きになってきたのには、そんな作風の変化も関係しているのかも。

 

万華鏡のように鏡を使った作品もいくつかあって

とっても不思議な感覚を味わえました。

その中でも圧巻だったのが中に入って鑑賞できる、

水玉かぼちゃがいっぱいのミラールーム。

なんというか、無限水玉かぼちゃ状態…

上下左右と無限に続く水玉のかぼちゃに酔いそうになりました。

 

中庭には大きな水玉かぼちゃ。なんだかのびのびと気持ち良さそう。

 

水玉に酔いそうになったくせに、見たらやっぱり欲しいなあと

捺染のオリジナル手ぬぐいも買っちゃいました♪

 

こちらはすぐ近くのイオンモール松本に展示されていた水玉かぼちゃ。

美術館以外にも、街中のあちこちに特別展示があるのです。

『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』は

今週末22日まで。気になる方はお急ぎくださいねー。

 

さてさて、美術鑑賞のあとにはおいしいものを。

今回は十割そばに惹かれて丸周さんへ。

まずは岩塩でいただくお蕎麦は、口に入れた途端に豊かな風味が!

きりりっとした、おいしいお蕎麦でした。

左上の小皿にあるのはこちら↓

お酒が欲しくなりそうな燻製盛り合わせ。こちらもおいしかったー。

歩いていたら、ほかにも気になるお蕎麦屋さんが何軒も。

松本の人が羨ましいです。

 

もちろん、大好きなマサムラのシュークリームも買いました。

今度はティールームでお茶してみたいなあ。

 

せっかく長野まで来たらスーパーツルヤにも行かねば。

お得なオリジナル商品が充実しているうえに、どれもおいしいんです。

買って帰れるものは限られるけれど

入ってすぐに広告の品、ブルーベリーが100グラム99円!

しかも信州産で大粒。もちろん買いますとも。

前にも買った、まるごとりんごが入ったゼリーとか、

オリジナルジャムとか、ドライフルーツとか、くるみのたれとかを

買ってきたものの、今の時点で

「やっぱりあれも買えばよかったかも」とちょっと後悔中。

またすぐに行きたいくらいです。

 

今回は暑さのせいで、あちこち周れなかったのがちょっと残念。

またゆっくりと松本のまちを楽しみたいです。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 16:08
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色とりどりの・・・

6月といえば、紫陽花!

 

紫陽花で有名な神社へ行って来ました。

愛知県一宮市の、御裳(みも)神社です。

一宮は繊維のまち。

その名の通り、織物業・染色業の守護神として愛されて来た神社です。

 

ちょうど見頃の様で、垣根添いに綺麗に花を咲かせた紫陽花が

出迎えてくれました。

 

神社に来たので、まずは手水舎でお清めを・・・と思いましたが、

びっしりと人に囲まれていて、近寄れません。

 

何故なら、ここの手水舎がインスタ映えする!と、SNSですごく人気だからです。

青にピンク、白、紫・・・色とりどりの紫陽花の切り花が浮かべられているのが

とっても綺麗で、確かに写真を撮りたくなります。

 

私も人混みのすきまから、何とか写真を撮ってみました。

 

口から水を出している龍も、「わぁ、綺麗ー!」と身を乗り出しているようで

愛らしく見えます。(笑)

 

それにしても、カメラやスマホを構えた人々に囲まれた手水舎に

ぐいっと入り込むのは気が引けて、お清めが出来ません・・・。

ちなみに、この手は写真を撮りあっていた見知らぬ女子の手です。

それを眺めながら、気持ちだけお清めした気に。

 

境内には、すくすく育って大きな花をつけた紫陽花がいっぱい!

 

花房が葡萄のようなのは、柏葉紫陽花。

葉っぱが柏の葉のような形です。

 

花房が♡型になったものも、いくつか発見!

 

樹に結ばれたおみくじの中に、こんな可愛い扇子の形のものが!

ひらひらと揺れて涼し気です。

社務所にあるのかなと思って覗いてみたのですが、見当たらず。

聞いてみると、限定数で売り出したらあっという間になくなって

しまったのだそう。

次は10月に届くそうです。

10月の第4日曜日には、織物感謝祭が行われるそうなので、

きっとそれに合わせてですね。

 

社務所の裏手には、紫陽花園が広がっています。

 

ちょっとした小径になっていて、紫陽花を眺めながら散策出来ます。

 

右下の白い紫陽花は、とっても大きくて花房1つが人の頭くらいあります!

 

ベンチも沢山あって、のんびりと過ごせますよ。

 

今年のあじさいまつりは、6月16日(土)までだそうです。

噂の手水舎は、それ以降もしばらくの間は見ることが出来る様ですよ。

 

派手な花ではないけれど、季節を感じる紫陽花はやっぱり素敵でした。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 11:37
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南インドを満喫♪

と言っても、南インドへ行ったわけではありません。

行き先は刈谷市美術館

展示内容に合わせて入り口も南インドチックになっています。

南インドの定食、ミールス食べさせられ放題のあとは

こちらもとっても楽しみにしていた

『世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦』展へ。

 

美しいハンドメイドの本で知られる南インドの出版社、タラブックス。

民俗画家が描いた絵を、なんと!手漉きの紙に

シルクスクリーンで手摺りし、さらにそれを手で綴じた、

美しい工芸品のような絵本を作り出しています。

 

今回はそんな美しい本や原画はもちろんのこと、

制作過程がわかる映像や、南インドの文化が伝わってくるような

映像、写真までもが展示されている盛り沢山な内容。

しかも、そのすべてが撮影OKなんです!

もちろん、タラブックスを有名にした絵本『夜の木』も。

知らなかったけれど、日本語版の文字デザインは

実は大好きなセキユリヲさんでした。言われてみれば!

 

『夜の木』では、夜になるとその本性を現すという

さまざまな木の美しい姿が描かれています。

たとえばこちら、『飲みすぎにご用心』。

かわいい絵だなと思いきや「飲みすぎると獣になるよ!」という

教訓を絵にしたものでした。

 

どれもプリミティブな、素朴で力強い魅力に溢れています。

それでいて、とっても繊細。

見れば見るほど、なんだか不思議な絵ばかり。

きっと、その根っこはインドの人々の意識や思想や歴史や

そんないろんなものに繋がっている気がします。

技術とかの問題だけじゃなく、こんな絵、わたしには絶対描けない。

 

赤×黒が格好いいシリーズ。まわりを飛ぶのはミツバチ?

 

『幸運の魚』のタイトルどおり、

見てると幸せな気持ちになっちゃう魚たち。

 

『数』がテーマの絵本の中の一枚。

ゆるい動物たちがかわいいです。

 

インド人画家がイギリスに行った時の体験を描いたもの。

こうなりますか!といった感じ。

 

こんな民芸品も展示されていました。

なるほど、絵のタッチと同じものを感じます。

 

実物を手に取って、じっくり読めるコーナーも人気でしたよ。

ちびっこも大人も夢中で読んでました。

 

「うわあ!本当に手仕事なんだー」という制作過程や

初めて見る『ラーマーヤナ』を絵と歌で伝える姿など

カラフルな映像も見応えたっぷり。

 

売店では高額な書籍、ポスターなども販売していました。

決心できずに帰っちゃったけれど、

やっぱりいつかは、あの美しい絵本が欲しいなあ。

 

ちなみに出口には同時開催の

『怪談えほん原画展+稲生モノノケ録「ぼくはへいたろう」の世界展』の

宇野亞喜良さん描く、へいたろうの姿が!

 

実はこの展覧会だけでも見応えたっぷり!

『怪談えほん』の存在を今回はじめて知りましたが

さほど怖がりではない私でさえ

こどもの頃に読まずに済んだ幸運を、かみしめずにはいられません。

『怪談えほん』とはよく言ったもので

日本の怪談的に、じわり、じわり、ひたひたと

静かに怖さがやってきて、こどもの頃に手にしていたら

おそらくトラウマになるレベル。

実力派の作家×画家の才能、恐るべし!

 

展示されている絵本の、怖いページが破れた跡があって

「怖くて、ああっ!ってなって破っちゃったのかも?」と思うほど。

でも、その後の『へいたろう』展示室では

(物の怪はいっぱい出てくるものの)

宇野亞喜良さんの愉快かつ美しいイラストで、 ちょっと怖さを忘れられます。

 

展覧会はどちらも6月3日(日)まで。

お腹いっぱいで今回は行けませんでしたが

毎回、展覧会オリジナルの和菓子と抹茶が楽しめる

美術館隣の茶室「佐喜知庵」もおすすめです。

会期中に味わえるのは『猫が好き』という、かわいい猫の顔の生菓子。

市役所の食堂や総合文化センター内のレストランでも

コラボメニューが楽しめるそうですよ。

 

小さいながらも、とっても魅力的な展示が多くて

近くはないのに、つい行きたくなる刈谷市美術館。

次はどんな展覧会に行くことになるのか、今からわくわくしています♪

author:スーベニイル, category:おでかけ, 21:05
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葉っぱのお皿でいただきます!

マサラワーラーさん(インド料理ユニット)が作る

『ミールス(南インドの定食)』を

バナナの葉っぱのお皿で好きなだけ食べられる!”という

なんとも魅力的なイベントに参加してきました。

 

わー、バナナの葉っぱ!

右上のは『ラッサム』というトマトとタマリンドのスープだそう。

食欲増進の効果があるそうです。

おいしそうなミールスがスタンバイ中。

 

ホワイトボードにはお品書き。

写真だと見づらいと思いますが

「ずっとおかわりにいくので いらないときはことわってください

 しつこくいきます!」の注意書き。

『食べ放題』じゃなく、実は『食べさせられ放題』だそうで

座っているだけで、どんどんミールスが盛り付けられていくスタイル。

わくわくしながら座って待ちます。

 

まず、ご飯がきましたよー。

続いて「サーンバールでーす」。ふむふむ。豆と野菜の煮物っと。

その後も次から次へと載せられていきます。

お皿の上は混沌としてきましたよ。

なんだか食べるのにも忙しくなってきました!

あげせんべいのアップラムは割ってご飯にかけてみました。

丸くてかわいいのはワダという、ドーナツ状の豆のコロッケ。

写真撮るつもりで手じゃなくてスプーンで食べてたのに

思っていたより写真が少なかったのは

きっと途中から食べるのに夢中になっていたからでしょうね…。

通称『ニラ』『キャベツ』と、たぶん『アヴィヤル』が

特においしかったです♪

南インド料理は、思っていたよりもずっと、やさしい味。

辛いのが得意じゃない人でも大丈夫そう。

単品で食べても混ざってもおいしいし、野菜もたっぷり。

これなら毎日飽きずに食べられそうです。

 

気が付けばすっかりお腹がいっぱい!

それでも、かなりたっぷり用意してあったようで

「ナスどうですか〜」「ライス、ライス!」「ニラー!ニラ!」と

ぐるぐると会場を回りつつ、おかわりを勧めてくれます。

「ください!」って言うと喜んでもらえるので

嬉しくなって、ついつい食べ過ぎちゃいました。

でも残念ながら、お腹の容量には限りがあるんですよね。

もりもり食べる若者が、終盤になっても「ライス!」なんて

おかわりすると英雄のごとく「おお〜っ!」と称えられていました。

なんだかきっと、いい人ばっかりの会場でした。

 

今回のイベントは定員を超えての応募があったそう。

運良く参加できて本当に良かったです!

そんなイベントが行われたのは実は『刈谷市美術館』。

南インドの出版社、タラブックスの本の展覧会に合わせて

南インドの定食を食べられるというイベントだったんです。

実はもともと、こちらの展覧会を観に行くつもりで

美術館HPを見てこちらのイベントを知り、

「ミールス、おいしそう!」と申し込んでみたんです。

なので、展覧会の内容は次へと続きますよー。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 20:26
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山の中の小学校へ

お天気のいいとある日、山県まで行ってきました。

目的地はこちらの小学校。

 

緑がいっぱいの気持ちのいい場所です。

 

久しぶりにお見かけした、二宮金次郎さんも。

 

実はこちら、廃校を利用した農家レストラン、

その名も『舟伏の里へ おんせえよぉ〜』。

のれんをくぐって靴をスリッパに履き替えたら

レストランになっている『食堂(ランチルーム)』へ。

 

 

小学校だったんだなーという名残があちこちに。

 

手作り感のあるメニューの表紙もいい感じです。

 

自家製の味噌を使った『みそ煮』や

手打ち蕎麦のランチも気になりましたが

天ぷらは山菜かな?と期待して『舟伏の里 特製ランチ』に決定!

 

 

じゃ〜ん!写真におさまらないくらい、モリモリの内容です。

食べたことも見たこともない山菜の天ぷらがいっぱい!

味も食感もいろいろで、かなり楽しめました。

時季的に筍もいっぱい!筍ご飯、嬉しいです。

白和えはどうやらクレソンのよう。おいしい〜。

お出汁がじゅわっとしみてる高野豆腐も好きな味。

しかも、ご飯とお味噌汁はおかわり自由だそうですよ!

素朴な味のおやつとドリンク付き。

おみやげに『美山の北山茶』ペットボトルまでもらっちゃいました。

 

この日はとっても混んでいたようで、

お店を切り盛りする地元のお母さんたちもとっても大変そう。

それでも気にかけてくれているのはわかる、

なんだかほっとする、居心地のいいお店でした。

行かれる方はお時間と気持ちにゆとりを持ってどうぞ。

 

そして、近くを流れる川の綺麗なこと!

 

まさに清流。

もうね、綺麗すぎて、道路から見ると水がないみたいに

底まではっきり見えるんです。

 

ひさしぶりに田舎のおばあちゃん家(実際にはいないんですけど…)に

行った時みたいなわくわく&ほっこり感。

今度はみそ煮も食べたいし、また違う季節に行ってみたくなりました。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 15:36
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満喫!岐阜県美術館 〜その2〜

土屋仁応さんの解説を聞きながらの作品鑑賞会のあとは

ナンヤローネSHOPで欲しかった土屋さんの作品集を購入して、

サインも頂いちゃいました。嬉しいな♪

いつかは作品を我が家に…と思いますが

今のところは作品集を見て余韻に浸ることにします。

ちなみに今回の展示作品の中でいちばん好きなのは、こちらの麒麟。

解説によると、すとんと天から降りてきた瞬間だそうです。

なんて美しい姿。神々しさすら感じます。

世の中が平和な時に現れるという麒麟。

実在しない動物を彫るのは難しいけれど、

「麒麟ってどんな姿なのかな」と考えられるというのが

『平和』ということなのかも、というお話も印象に残りました。

 

午後からはいよいよワークショップ。

「楠から生まれる幻想世界」というすごいタイトルですが

土屋さんの制作の際に出た楠の端材を使って

各自好きなものを彫って、着色をするという内容。

前から木彫りをやってみたかったのと

土屋さんの制作実演も行われるということで

いそいそと往復はがきを出して申し込みました。

先着30名ということで間に合うのかどうか心配でしたが

受付初日に届くようにハガキを出しておいて良かったー。

(その甲斐あって、わたしたちの名前は 参加者リストの一番上に!)

 

とはいえ、木彫りに関してはまったくの初心者。どきどき。

一人ひとつずつ端材を選んでスタンバイ。

なんとなく立体を彫るつもりでいたんですが

「今日はレリーフに挑戦してもらいます」と言われて

静かに動揺しつつ、とりあえず下書きをして彫り始めます。

作業が進むにつれて楠特有のいい香りが漂い始めて

あちこちから「いいにおい〜」との声が。

楠は思った以上に硬くて、繊維もねじれていて彫るのが大変!

わあ、むずかしいー。でも楽しい。

 

合間には和やかな雰囲気での制作実演も。

 

 

もう、この時点で土屋さんの作品だ!という感じ。

本当はもっと見ていたいところですが

2時間のワークショップでは、まったく気持ちにゆとりがありません。

 

時間内に着色まではいかないだろうなとは予想していましたが

(まったく幻想的じゃないですが)姉は大好きな鹿を

妹は、もこもこの羊を

なんとなーく形が見えてくるところまでは漕ぎつけました。

後日のんびりと仕上げていこうと思います。

 

終わった後には参加者全員での記念撮影もありましたが

本格的にノミを振るう方もいらしたし(カッコいい!)、

他の方の作品もとっても気になります。

どんな作品が生まれたんでしょう。

 

この後、再入場もOKということだったので

円空大賞展をもう一度じっくりと鑑賞しました。

あんなに硬い木を彫って、こんな作品を生み出すなんて…と

改めてその凄さに驚かされました。

 

もちろん所蔵品展も観ましたが

今回はじめて観た坂倉新平さんの作品を好きになりました。

岐阜出身の方なのに今まで知らなかったな。

そんな思いがけない出合いがあるのも所蔵品展の楽しみ。

地元に魅力的な美術館があるって嬉しいですね。

こんなふうに美術館を満喫した1日でした。

author:スーベニイル, category:おでかけ, 21:48
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